金属弦アイリッシュ・ハープ教室

横浜・日吉と京都・北大路にて金属弦アイリッシュ・ハープの教室を開講しています。暖かみのある音色と長い残響音が特徴で、かつては「妖精の鐘の音色」と形容されていました。

1000年前からアイルランドで演奏され、19世紀末にいったん伝統が途絶えたこの楽器は、1980年代以降、アン・ヘイマンやビル・テイラー、シボーン・アームストロングらによって復興運動が展開してきました。私、寺本圭佑も18世紀アイルランドのハープ音楽に関する博士論文を完成させた後、この楽器の魅力を伝えるため、ワークショップや教育活動、楽器制作に心血を注ぎ、これまでに400名を超える方に金属弦ハープを教えてきました。

アイリッシュ・ハープは時代の変遷とともに大型化していきましたが、私の教室では主に11世紀に演奏されていた膝に乗せられる小さなハープを教えています。「アイルランドの司教や修道院長、聖人はどこへ行くにもハープを携え、敬虔な気持ちでそれを奏でて楽しむのを常とする」と言われています。小さなハープでありながら、ほとんどすべてのアイルランド音楽を奏でることができます。とりわけ、アイルランド音楽の最大の魅力である「素朴さ」を表現するには最もふさわしいサイズです。

・すべて個人レッスンですので、楽器が初めての方、楽譜を読むのが苦手な方でも安心して受講することができます。

・講師・寺本圭佑が編曲したアイルランド、スコットランド等の親しみやすい伝統音楽を中心に学びます。

・初めに『初学者のための金属弦ハープ教本』で基礎技法を学びます。

・その後は、随時『20弦ハープで奏でる366の曲集』を用いて、アレンジ等も教えます。

教本、曲集は教室でも販売しています。

・横浜・日吉教室は平日から土日・祝日含む毎日、下記の時間帯で開講しています。日時はお問い合わせください。

① 9:00-10:00 ②11:00-12:00 ③13:30-14:30 ④15:00-16:00 ⑤17:00-18:00

・京都・北大路教室は毎月1回下記の時間帯で開講しています。時間外の相談も承ります。

①10:00-11:00 ②11:15-12:15 ③13:30-14:30 ④15:00-16:00 ⑤16:30-17:30 ⑥17:45-18:45

京都教室の直近の開講日はこちらをご覧ください。

・入会金なし、1レッスン30分5000円。60分7000円。
・初回限定体験レッスン、60分4000円。

・楽器貸出制度あり、ご自宅で練習できます(5000円/月)。簡単な書類にサインしてもらいます。

・在庫ハープはこちらからもご購入いただけます。
・当日キャンセルは100%、1週間以内でのキャンセルは50%のキャンセル料がかかります。

・ハープレッスンがご希望の方はお気軽にお問い合わせください。queenmaryharp@gmail.com (寺本)

アーチドハープの教室も開講しました。
・オーダーメイドハープの製作依頼は先払い、製作後のキャンセルは不可となります。

使用するのはすべて講師、寺本圭佑が設計、製作した金属弦ハープ。

  • 体験での参加も受け付けています

  • 私が編纂した教本と曲集を使います

教室で一般に用いている20弦ハープ(G3-E6)

低音を好まれる方は24弦ハープを使われています(C3-E6)

講師がライブ等で用いている27弦(G2-E6)

一般の20弦ハープを全体に1オクターヴ低くした爆音モデル (G2-E5)

どこにでも持ち運びできる12弦ハープも設計、製作しています (上:G4-D6) (下:G3-D5) 5種類の音域で製作しています。

臨時記号が演奏できるセミクロマティック金属弦ハープを発明

18世紀に演奏されていた床置きタイプの金属弦アイリッシュ・ハープ 34弦(G1-E6)

横浜教室、京都教室では年に一回発表会があります。また不定期でハープセッションを開き、生徒さん同士の交流の場を設けています。

寺本圭佑(てらもとけいすけ)

京都市出身、横浜市在住。15歳から雨田光示氏にハープを師事。坂上真清氏からネオ・アイリッシュ・ハープを学ぶ。
シボーン・アームストロング、アン・ヘイマン、ビル・テイラーとの出会いから失われたアイルランドの伝統楽器の復興に献身することを決意。音楽学を樋口隆一氏に師事し、資料研究の方面からもアイリッシュ・ハープの歴史と真実を追求。18世紀以前のアイリッシュ・ハープの研究により芸術学博士(明治学院大学大学院)。
1000年の歴史を持ちながら、19世紀末に伝統の途絶えた「金属弦アイリッシュ・ハープ」を専門とし、この楽器の魅力を伝えるため、全国で演奏やレクチャーコンサート、ワークショップを展開。
2009年にカロランアカデミーを設立。横浜と京都で延べ400人を超える生徒を指導。2014年から独学で300台以上のハープを制作(2022年9月時点)。
2017年と2022年、BS-TBS「こころふれあい紀行~音と匠の旅~」にアイリッシュ・ハープ研究家として出演。ケルトの音色を現代によみがえらせる活動を取り上げられる。『ケルト文化事典』(東京堂出版)の「ハープ」「オカロラン」等、『浜松市楽器博物館総合案内図録 2020』「アイリッシュ・ハープ」の項目を担当。2020年『初学者のための金属弦ハープ教本』2022年『20弦ハープで奏でる366の曲集』を上梓。